AIを活用して、ビューの内容を要約したり、文章からモデルを生成したりすることができる「分析機能」を、α版として公開します。
この記事では、BalusにおけるAIの活用や、分析機能でできることについて簡単に紹介します。なお、現段階では分析機能はα版という位置付けのため、今後の開発方針によっては機能が大きく変更になる可能性があることはご了承ください。
BalusにおけるAIの活用について
Balusにおいて、AIを活用することで、
- 誰でも簡単にモデリング(構造化)できること
- モデルを使って対話することでチームによる思考と協調ができること
がアシストされることを目指しています。
例えば、ブレインストーミングの結果がよい感じにまとめられたり、モデリングでやろうと思ったことを先回りしてやってくれたり、さまざまなシーンでユーザの時間を節約し、新しい視点の発見やチームの認識の共有など、より本質的でやるべきことにフォーカスできるようになればと考えています。
分析機能は、その第一歩として、AIを使用した機能の検証という位置付けです。
分析機能の概要
分析機能は、AIを活用して、ビューの内容を要約したり、文章からモデルを生成したりする機能です。
分析はビュー単位で行います。分析したいビューのメニューから「分析(α)」をクリックし、実行する分析処理を選択すると、分析結果が別のビューとして生成され追加されます(※)。分析処理のうち(with ChatGPT)と表記されているものは、OpenAI社のAPIを使用して分析します。
※ 分析結果が表示されるまで数十秒程かかる可能性があります。
分析機能は、グループごとに機能の使用を許可する必要があり、初期設定では「オフ」に設定されています。分析機能を使用開始するためには、初めにグループの管理者が下記の操作を行う必要があります。分析機能を許可するに当たっては、下記の注意事項をご確認ください。
分析機能の使用の設定方法
- グループのトップページからグループの設定を開きます
- 「分析機能の使用」のチェックボックスをチェックして保存します
分析機能でできること
- 外れ値のノードを探す:ビュー内にあるノードのテキストの意味を分析し、外れ値に当たるノードに色付けします。ブレインストーミングやふりかえりの結果を分類する時などに便利です。
- 似たノードを色付けする:ビュー内にあるノードのテキストの意味を分析し、似ているノードに色付けします。外れ値と同様、ブレインストーミングやふりかえりの結果を分類する時などに便利です。
- 考えを深める質問を出す:ビュー内の情報から、何を議論したらよいかのヒントとなる質問(説明パネル)を生成します。何から議論しようかを話す際のきっかけとして使えます。
- 要約テキストを生成する:ビュー内の情報から、要約テキスト(説明パネル)を生成します。以前議論したビューの内容を思い出す際や、チャットなどで内容を共有する際の下書きに使えます。
- 文章をモデリングする:ビュー内にある説明パネルのうち、最も長い文章からモデルを生成します。議論の出発点となるモデルを作成するのに使えます。
注意事項
- 分析機能はOpenAI社のAPIを使用しており、ノード等の情報を提供した上で分析を行います。
- OpenAI社のポリシーに基づき、内容が30日間を超えてOpenAI社に保存されないことを確認しておりますが、御社のセキュリティポリシーに則り本機能のご利用可否の判断をお願いします。
※ 画像は開発中のものです。